質問
センサや専用ケーブルについて教えてください。
回答
センサ部と専用ケーブルの名称や機能は、以下のとおりです。
センサ部
構成は、下図に示すとおり 複数の機能を内蔵している無線水位計の本体です。
センサ部本体には、精密な電子部品が内蔵されています。
【 各部の名称と機能 】
① センサ部本体
独自開発の長期安定性の高いシリコン振動式センサで、メンテナンス頻度を抑えることができます。
② ダイヤフラム
水圧を検出する部分です。2つの電極に挟まれた振動子を使って水圧を測定します。
圧力の作用に応じて変位を生じる膜は、髪の毛と同程度の薄さです。
*傷つきやすいため、直接押したり触ったりしないでください。
③ 圧力導入口
水の導入口です。ダイヤフラムまで通じています。
【 センサ部の取り扱い上の注意 】
- センサ部本体のダイヤフラムは、変形しやすく壊れやすくなっていますので、硬い物を当てたり衝撃を与えたりしないよう取り扱いには注意してください。
- 輸送時のセンサ部保護材は、安全のため設置直前まで付けたままで取り扱ってください。
- センサ部の持ち運びには十分注意し、足元などに落とさないようにしてください。
専用ケーブル
センサ部本体から出て、陸上に設定している送信ボックスに接続されているケーブルです。
【 各部の名称と機能 】
① 外気圧導入チューブ
センサ部で検出された、大気圧を含む水圧の測定誤差を解消するためにケーブルに内蔵されています。
外気圧導入チューブが、大気圧を圧力検出部に導入し水圧に含まれる大気圧を相殺する働きをします。
② 補強線
複数のステンレス製のワイヤーでできている線で、ケーブルを補強する役目があります。
③ シールド引出し線
専用ケーブル内の配線を保護するため、軟銅線を組み合わせて覆われている線です。
④ その他
ケーブルの長さは継ぎ足しできないため、必要な長さより長めのプランでお申し込みください。
【 専用ケーブルの取り扱い上の注意 】
- 外気圧導入チューブの中に、水、水分、ゴミ、虫などが入ると測定誤差や故障の原因となるため、専用ケーブル端末部の取扱いには、充分注意してください。
外気圧導入チューブ内に異物が入って除去できないときは交換が必要となります。
ご契約内容と状況を添えて カスタマーサポート までご連絡ください。 - ケーブルには信号線のほか外気圧導入用の空気管が入っています。
半径 150 mm 以下で曲げると、空気管がつぶれて大気の流通を妨げ、測定不能または誤差の原因となりますので、ケーブルの取り扱いには充分ご注意ください。 ( 下図は一例 )
- 動作中に信号ケーブルを短絡させると、出力異常となり破損を招く恐れがありますので充分ご注意ください。
- 専用ケーブルの強度は 1000 N です。それ以上の張力を加えないでください。
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