初めて remote.it を利用する場合、デバイスの登録やサービスの追加を行う必要があります。
この記事では、remote.it をデバイス管理システムから設定する場合と、CLI から設定する場合に分けて説明します。
対象機器
- AG
- AR
|
remote.it を利用する場合、アムニモへお申し込みが必要です。 ➡ 『各種お申し込みについて』 |
目次
共通設定
このセクションは、remote.it を利用する場合に共通で必要な設定について説明します。
❶ remote.it のアカウントを作成する
remote.it を利用するには、remote.it のアカウントが必要となります。以下のサイトから remote.it のアカウントを作成してください。
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❷ amnimo へ連絡する(対象のお客様のみ)
申込書に記載のメールアドレス以外のメールアドレスを使用するお客様は、以下の通りご連絡ください。 |
アカウントの作成を完了したら、以下の情報をアムニモカスタマーサポートへ連絡します。
- 会社名、お客様名
- remote.it アカウントで利用しているメールアドレス
- デバイス名
- 設定完了日
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➌ remote.it を有効化する
remote.it を利用するには、事前に remote.it を有効化する必要があります。本設定は GUI で行います。
-
サイドメニューの[詳細設定・制御]-[remote.it設定]をクリックします。
-
トグルをスライドし、remote.it を有効に設定します。
- [設定]をクリックします。
デバイスを登録する
デバイス管理システムから設定する
デバイス管理システムを利用する場合は、以下のオンラインマニュアルを参照してください。 |
続く手順の『CLI から設定する』は行わないでください。デバイス管理システムから remote.it の設定が行えなくなります。 |
CLI から設定する
- remote.it のアプリケーションコマンド実行モードに移行し、remote.it にサインインします。
amnimo(cfg)# execute remoteit signin
Username: sample@amnimo.com ←メールアドレスを入力して Enter
Password: ←パスワードを入力して Enter
? SIGNIN in progress ...
? Login with remote.it account
? Download & install dependencies
? NEXT-ACTION: run 'remoteit register' to register this device into your remote.it account
amnimo(cfg)# - サインインできたことを確認します。
amnimo(cfg)# execute remoteit status
? Fetching status
Username: sample@amnimo.com
Device:
No device...
Services:
Connections:
amnimo(cfg)# - デバイスを登録します。
amnimo(cfg)# execute remoteit register
Device name: test-device ← デバイス名を適宜設定する
? REGISTER in progress ...
? Login with remote.it account
? Register device 'test-device'
? Applying config
? NEXT-ACTION: run 'remoteit add' to add services to this device
amnimo(cfg)# - デバイスが登録できたことを確認します。
amnimo(cfg)# execute remoteit status
? Fetching status
Username: sample@amnimo.com
Device:
UID | Name | Type
| Status | IP:Port
--------------------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------
80:00:00:00:01:0A:44:XX | test-device | device
| connected | 127.0.0.1:65535
Services:
Connections:
amnimo(cfg)#
サービスを登録する
ここでは、以下の 2 つのパターンのサービスを登録する方法を説明します。
- デバイスに SSH 接続する
- デバイスの LAN ポートに接続された機器へアクセスする
初めに、簡単に設定やサービスへの接続ができるよう、remote.it デスクトップクライアントをインストールします。
▌remote.it デスクトップアプリをインストールする
remote.it デスクトップアプリを使ってサービスに接続します。
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▌デバイスに SSH 接続出来るように設定する
ここでは、remote.it 経由でデバイスへSSH 接続できるようにサービスを登録します。
事前にデバイスで SSH 接続を許可する設定を行って下さい。 |
- remote.it デスクトップアプリを起動します。
- サイドバーの [ Devices ] から、該当するデバイスをクリックします。
- SERVICE とある項目で [ + ] ボタンをクリックし、追加したいサービスを選択したら、サービス名とポート番号などの必要な情報を入力し、[ SAVE ] をクリックして保存します。
▌デバイスの LAN ポートに接続された機器へアクセスする
各デバイスに接続されたカメラなどの機器にアクセスできるようサービスを登録します。
- LAN ポートに接続された機器の IP アドレス(192.168.0.100 )とポート(10023)を指定してサービスを登録します。
サービス名 Test_01 ポート番号 10023 IP アドレス 192.168.0.100 接続のタイプ 1(TCP)
- SSH の場合と同様に設定します。
remote.it でサービスに接続する
- remote.it デスクトップアプリを起動します。
- サイドバーから [ Devices ] をクリックして対象のデバイスを開きます。
- 接続したいサービス(本手順では SSH)を選択し、[ CONNECT ] をクリックします。(アプリのバージョンによっては、[ START ] と表示されることがあります。)
- 接続が確立されると接続情報が表示されるので、COPY ボタンをクリックして、接続情報をコピー
します。
- Tera term を起動し、ホストと TCP ポートに情報をコピーして [ OK ] をクリックします。
- ログイン画面が表示されるので、エッジゲートウェイのログイン情報を入力し、[ OK ] をクリック
します。
- SSH 接続が出来ることを確認します。
コメント
2件のコメント
remoteitを有効化する(CLI)とremoteitにデバイスやサービスを登録する(CLI)を参考に設定練習させていただきました。こちらを早く見つけていれば1本調子でできたのですね。
ただ、SSH許可してなくてはじかれました。
TSC林田 様
アムニモの宇田川です。記事へのコメントをありがとうございます。
本記事がお役に立てて何よりです。また、SSH許可に関して、フィードバックいただきありがとうございます。記事に注意書きを追記いたしますね。
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