目次
本記事では、amnimo 製品における電源遮断時の動作仕様と、安全なシャットダウン方法について説明します。可搬用途や UPS 連動構成を検討される場合の参考情報としてご活用ください。
対象製品:エッジゲートウェイシリーズ、IoT ルーターシリーズ、コンパクトルーターシリーズ
❶ 電源を直接 OFF にする操作について
以下は「シャットダウン処理を経ない電源遮断」に該当します。
- 稼働中に電源ケーブルを抜く
- 稼働中に電源スイッチを OFF にする
- 外部電源(UPS 等)からの給電を突然遮断する
これらの操作は推奨しておりません。
❷ 強制電源断による影響
シャットダウン処理を行わずに電源を遮断した場合、以下のリスクがあります。
- ファイルシステム不整合
- 設定データの破損
- Syslog/AMLOG の破損
- SD カード録画データの破損
- 起動異常(最悪の場合、修理対応が必要)
⚠ 注意:特に録画機能を使用している場合は、データ破損のリスクが高まります。
❸ 電源遮断後の内部動作(キャパシタ保持)
amnimo 製品では、内部キャパシタにより電源断後も一定時間動作を継続します。
- 電源を抜いた瞬間に即停止するわけではありません
- 使用状況(PoE、モバイル通信等)により異なります
- おおよそ数秒~約 20 秒程度動作を継続する場合があります
したがって、「電源を抜いた=即完全停止」という動作にはなりません。
❹ 正常シャットダウン時の動作
CLI の poweroff コマンドにより正常停止した場合、以下の状態になります。
- OS が安全に終了
- ファイルシステムが正常アンマウント
- 電源 LED が緑から赤へ変化
- 電源供給は継続
ℹ️ 補足:シャットダウン完了後も電源が供給されている限り、内部回路は待機状態となります。
❺ 電源 LED 制御について
- シャットダウン時の LED(緑→赤)の制御はソフトウェアによるものです
- 電源ケーブル抜去時の点滅動作はハードウェア制御です
❻ シャットダウン完了確認について
シャットダウン開始は Syslog/AMLOG に記録される場合があります。ただし、最終停止段階ではファイルシステムがアンマウントされるため、以下をログで直接確認することはできません。
- 完全停止した瞬間
- LED 赤点灯の瞬間
次回起動時のログから間接的に判断することは可能ですが、停止完了を保証するものではありません。
❼ 推奨運用
安全な運用のため、以下の手順で操作してください。
CLI より
poweroffコマンドを実行します。amnimo$ enable password: amnimo# poweroff Do you want to stop the system? (y/n): y ← y を入力し Enter
- シャットダウン完了を確認します。
- PWR LED が赤く点灯したことを確認し、電源ケーブルを抜く、または電源スイッチを OFF にします。
❽ UPS 連動や特殊構成について
以下のような構成はカスタム設計となります。
- 外部 UPS との連動制御
- シャットダウンタイミングを利用した独自制御
- systemd や initramfs を用いた制御カスタマイズ
これらの個別実装・設計検証はサポート対象外となりますので、お客様側での十分な検証を前提としてご検討ください。
まとめ
| 状態 | 動作 |
|---|---|
| 正常シャットダウン | 安全停止(推奨) |
| 強制電源断 | 非推奨(破損リスクあり) |
| 電源断直後 | 数秒~約 20 秒動作継続する場合あり |
| シャットダウン完了 | LED 赤・電源供給あり |
安全性およびデータ保全の観点から、必ず正規のシャットダウン手順での運用をお願いします。
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