systemd
システム管理デーモン
Linux などの Unix 系のコンピューターの起動処理やシステム管理を行うプログラムのこと。
主要な Linux ディストリビューションのほとんどは、systemd をデフォルトのシステム管理ユーティリティとして採用している。
Linux は、以下のステップで起動される。
- 電源投入により BIOS が起動する
- BIOS からブートローダーが呼び出される
- ブートローダーが Linux カーネルを起動する
- Linux カーネルが systemd を起動する
従来の起動処理では、ステップ 4 にあたる部分は systemd とは異なるプログラムが使われており、一つ一つのプロセスが順番に起動していく仕組みが使われていたが、昨今の マルチプロセスによる並列処理が行われることが多い環境下ではボトルネックに見られることも多かった。
この課題を解消し、システム起動処理を高速化するという目的もあり、2014 年頃から systemd が多く採用されるようになった。
しかしながら、依然として課題も多く残っており、随時アップデートにより改修が進んでいる。
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