質問

Nx Witness デスクトップを起動したら、アップデートを促すポップアップ画面が表示されました。

このままアップデートしてよいですか？

回答

アップデートはしないでください。

エッジゲートウェイ製品は、ファームウェアに対応した Nx Witness のメディアサーバーのバージョンを利用しています。

そのため、ファームウェアがサポートしていないメディアサーバーのバージョンへアップデートすることで、Nx Witness や統合ビデオ管理システムが正しく利用できなくなる場合があります。

誤ってアップデートしてしまった場合

誤って Nx Witness メディアサーバーをアップデートしてしまった場合は、以下の手順で元の状態へ戻します。

STEP2 の作業でデバイスは初期状態に戻り、Nx Witness サーバー設定は削除されます。STEP3 で再度 Nx Witness サーバーの新規設定を行います。

▌ STEP1 Nx Witness 設定でパスワードを変更する

GUI で作業する場合

1. サイドバーの 詳細設定・制御 から、Nx Witness 設定を開きます。
2. パスワードを ”admin” に変更し、現在の設定をデバイスに保存をクリックします。
   
   

CLI で作業する場合

1. amsh コマンドで、amsh モードに入ります。
2. enable コマンドで、管理者モードに入ります。
3. configure コマンドで、設定モードに入ります。

   admin@amnimo:~$ amsh
   amnimo$ enable
   password:
   amnimo#
   amnimo# configure
   amnimo(cfg)#

4. nxwitness 設定モードで、password と入力します。
   
5. パスワードの入力が求められるので、”admin” と入力します。再入力を求められるので、同様に入力します。
6. config file save コマンドを実行して保存します。
   

   amnimo(cfg)# nxwitness
   amnimo(cfg-nxwitness)# password
   Enter new password: ←パスワード (admin) を入力して Enter
   Retype new password: ←パスワード (admin) を入力して Enter
   amnimo(cfg-nxwitness)# exit
   amnimo(cfg)# exit
   amnimo# config file save

▌STEP2 ファームウェアの全体更新を行う

ファームウェアの全体更新 (両面) を実施する。

この作業により、デバイスは初期状態に戻り、Nx Witness サーバー設定は削除されます。本作業が完了したら、STEP3 で再度 Nx Witness サーバーの新規設定を行ってください。

デバイス管理システムから全体更新する場合

以下のマニュアルを参照し、全体更新（両面）を実施します。

➡ 『デバイス管理システムマニュアル』‐ ファームウェア ‐ファームウェア更新手順 このとき、ファームウェア更新手順から両面更新を選択してください。

GUIから全体更新する場合

以下のマニュアルを参照し、全体更新（両面）を実施します。

➡ 『GUI ユーザーズマニュアル』- ファームウェア全体を更新する このとき、更新エリアは両面を選択してください。

▌STEP3 Nx Witness サーバーの新規設定を行う

エッジゲートウェイが初期状態に戻ったため、Nx Witness Client より再び Nx Witness サーバーの新規設定を行ってください。

➡『エッジゲートウェイスタートアップガイド』- VMSの設定をする

▌STEP4 Nx Witness サーバーのパスワードと設定を保存する

GUI で設定する場合

1. サイドバーの 詳細設定・制御 から、Nx Witness 設定を開きます。
2. Nx Witness メディアサーバー設定時に作成した admin のパスワードを入力します。
3. [Nx Witness の設定を保存] をクリックし、最後に [ 現在の設定をデバイスに保存 ] をクリックします。
   

CLI で設定する場合

1. Nx Witness メディアサーバーの設定が完了したら、CLI で amsh モードに移行します。（STEP1参照）
2. nxwitenss 設定モードに移行し、password と入力します。
3. Nx Witness メディアサーバー設定時に作成した admin のパスワードを入力します。
4. config file save でエッジゲートウェイの設定を保存します。
5. config nxwitness save コマンドで、Nx Witness メディアサーバーの設定を保存します。
   

   amnimo# configure
   amnimo(cfg)# nxwitness
   amnimo(cfg-nxwitness)# password
   Enter new password: ←パスワード (サーバーから設定した新規設定) を入力して Enter
   Retype new password: ←パスワード (サーバーから設定した新規設定) を入力して Enter
   amnimo(cfg-nxwitness)# exit
   amnimo(cfg)# exit
   amnimo# config file save
   amnimo# config nxwitness save

▌STEP5 利用可能な更新通知を停止する

意図しない Nx Witness メディアサーのアップデートを行わないよう、更新通知を停止します。

1. Nx Witness デスクトップクライアントのメニューから、 [システム管理] を開きます。
2. [更新] タブを開き、[詳細設定] をクリックします。
3. ”利用可能な更新について通知する” のチェック外し、「クライアントの自動更新」を OFF にします。