このレシピでは、DHCP サーバーの設定をする手順について説明します。
DHCP サーバー
- DHCP サーバーとはインターネットに接続する機器に、IP アドレスなどの必要な情報を自動的に発行するサーバーのことです。
- 用語集 > DHCP
対象機器
- AG10/20
- AR10/20
- AC10(CLI のみ 2022/7/4 現在)
目次
GUI で設定する
- Web ブラウザで GUI にアクセスします。
例) http://192.168.1.197 - サイドメニューの[詳細設定・制御]-[DHCP サーバー設定]をクリックします。
- 「DHCP サーバー設定」画面で、[新規追加]ボタンをクリックします。
- スタティックルーティングの設定に必要な項目を入力します。
❶ インターフェースを選択します。
DHCP サーバとして設定するインターフェイスは、固定 IP アドレスで運用されている必要があります。
❷ トグルをクリックして有効にします。
❸ クライアントに割り振る IP アドレスの範囲を指定します。
❹ サブネットマスクを指定します。
❺ ゲートウェイアドレス、DNSサーバー、ドメイン、NTPサーバー、有効期間についてそれぞれ設定します。(デフォルト値のままでも動作します。) - 設定が完了したら、[ 設定 ] をクリックします。
※ GUI では設定できる内容が限定されるため、より詳細な設定を行う場合は CLI から実行してください。
CLI で設定する
- amsh で設定モードに移行します。
admin@amnimo:~$ amsh
amnimo$ enable
password:
amnimo#
amnimo# configure - インターフェース eth0 に対して DHCP サーバの設定を行います。
DHCP サーバとして設定するインターフェイスは、固定 IP アドレスで運用されている必要があります。amnimo(cfg)# dhcp eth0 ← eth0 に対してDHCP設定を行う。
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# dynamic 192.168.3.20 192.168.3.40 ← クライアントに対して、動的IPアドレスを自動で割り振る範囲を指定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# netmask 255.255.255.0 ← サブネットマスクを指定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# leasetime 600 3600 ← IPアドレスをリースする有効時間を設定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# router 10.5.5.1 ← DHCPクライアントへ通知するゲートウェイアドレスを指定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# dns ns2.example.org ← DHCPクライアントに通知するDNSサーバのIPアドレスまたはサーバー名を指定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# domain example.org ← DHCPクライアントに通知するDNSドメイン名を指定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# ntp ntp2.org ←DHCPクライアントに通知するNTPサーバのIPアドレスを指定
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# static 12:34:56:78:90:60 192.168.3.25 ←指定したMACアドレスを持つクライアントに固定IPアドレスを割り当てる。
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# enable ← 設定を有効にする
amnimo(cfg-dhcp-eth0)# exit
amnimo(cfg)# no dhcp eth0 - 設定ファイルを保存します。
amnimo(cfg)# config file save
コマンドやその他のオプション設定についての詳しい説明は、以下のマニュアルをご参照ください。
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