目次
質問
冗長領域(2エリア構成)の仕組みと、/etc/amnimo/archive.list の役割を教えてください。また、シャットダウン中に起動エリアが切り替わることはありますか?
対象製品
- エッジゲートウェイシリーズ
- IoT ルーターシリーズ
- コンパクトルーターシリーズ
回答
1. 冗長領域(デュアルエリア構成)とは
本製品は、内部に 2つの起動エリア を持つ構成となっています。
- 通常使用するエリア
- 異常発生時に切り替えて起動する冗長エリア
それぞれのエリア内に以下の領域が存在します。
- rootfs 領域
- userfs 領域
- 設定保存領域
通常は同一内容で運用されますが、起動時に異常を検知した場合のみもう一方のエリアへ切り替えて起動します。
2. archive.list の役割
/etc/amnimo/archive.list は、両エリアで共通に保持したいファイルを指定するための設定ファイルです。
通常、rootfs や userfs 上のファイルはエリアごとに独立しています。そのため、片側で変更した内容は、もう一方には反映されません。
しかし、以下のようなファイルを両エリアで共通化したい場合は、対象ファイルのパスを archive.list に記載します。
- 証明書ファイル
- 個別に作成したスクリプト
- 機器固有の設定ファイル
3. archive.list に記載した場合の動作
保存時
設定保存処理を行うと、対象ファイルは圧縮され「設定保存領域」に格納されます。この状態では、rootfs / userfs 上の通常ファイルとしてではなく、設定情報の一部として保存されます。
起動時
デバイス起動時に、以下の処理が行われます。
- 設定保存領域から圧縮ファイルを読み出す
- 指定されたパスへ展開・復元する
そのため、両エリアで常に同一の内容が復元される動作となります。
4. 冗長エリア切り替えのタイミング
✔ 起動時に異常を検知した場合
以下のような異常が発生した場合、次回起動時に別エリアで起動します。
- 起動途中でリブートが発生した場合
- 起動完了前に停止した場合
- 起動不良と判定される条件を満たした場合
✖ シャットダウン中には切り替わりません
正常なシャットダウン処理中に、次回起動エリアが変更されることはありません。エリアの切り替えは、起動時に異常が検知された場合のみ自動的に行われる仕様です。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 冗長エリア | 2つの起動エリアを持つ構成 |
| 通常のファイル | エリアごとに独立 |
| archive.list | 両エリアで共通化したいファイルを指定 |
| 保存先 | 設定保存領域に圧縮保存 |
| 復元タイミング | 起動時に自動展開 |
| エリア切替 | 起動時の異常検知時のみ |
| シャットダウン中 | 切替は行われない |
ℹ️ 補足:個別に両エリアへ同一設定を行う運用も可能です。共通化が必須でない場合は、archive.list を使用せず個別設定とする方法も選択できます。
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